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カラデシュのファーストインプレッション
2016年9月17日 TCG全般 コメント (3)お久しぶりです。
前回に更新したエントリを見たら日付が一年半以上前で運命再編の話をしていて震えました。そのセットとっくにスタン落ちしてるよ!
最近はあんまりマジックしてなくて半引退状態だったんですが、一応GPくらいは出てました。
こないだのGP京都はちょうど10年前の高校選手権のときのメンバーと出て4-4ドロップ。
チームメイト全員今はそんなにガツガツマジックをやってない感じだったんで、まああんまり早い段階でドロップせずに済めばいいやくらいの気持ちで練習も最低限の3回くらいしかしなかったし、関西在住のまっきぃとは当日数年ぶりに会ったくらいなんで、妥当といえば妥当な成績なんですが、まっきぃが予想以上に強くて個人8-0するし、最初のほう上手く噛み合って4-0してたんで、もう少し環境理解ができていれば初日抜けも目指せたなあとなんとも勿体ない感じ。
まっきぃ、すまぬ。
その前のGP東京はシミチンさんに教えてもらった空中生成エルドラージ入りのバントカンパニーで11-2-2。
練習不足で2回引き分けてしまったものの、デッキが強くて費やした準備のわりには好成績を残せました。落とし子トークンで能動的にアヴァシンを変身させる動きが当時のメタに合ってましたね。
で、本題。
カラデシュのフルスポが公開されましたね。面白そうなカードが多いし、カンパニーのスタン落ちによって確実に環境が激変するしでテンションが上がります。テンションが上がるままに久々にDNの更新もしてしまうというもの。
というわけで、新スタンダード環境について思うことを書いていきます。
まずは新カードに対する所感。
■《反逆の先導者、チャンドラ》
ぶっちゃけこのカード、多くの人の評価ほどスタンダードでは活躍できないと思ってます。
理由はシンプルで、ギデオンに弱いから。
先にギデオンを出された場合、このチャンドラは全く出すことができません。何を選んでも返しで必ず落とされてしまう。
僕は次期スタンダードではギデオンこそが最大の環境定義カードだと考えているんで、ギデオンに致命的に弱いカードはそれだけで評価を低くせざるをえません。
■《燻蒸》
ゲインがついてる夢のようなラス。
しかしこれも活躍は難しいでしょう。
プレインズウォーカーと機体、更にミシュラランドまである環境ではラスを撃ってもなにも解決しない…。
あと無私の霊魂もありますしね。
■《奔流の機械巨人》
青巨人。デカ瞬唱。
これもポテンシャルは高いもののそこまで活躍できないカードとなるでしょう。
単純に環境に存在するインスタントの質が低いのが辛いですね。digレベルのインスタントがあればよかったんですが…。除去かカウンターか選んでFBできる程度だと6マナとしてはちょっと微妙ですね。
撃ち漏らすと死ぬカードが色々ある上にそれぞれのカードで捌けるカードが異なるというコントロールには厳しい環境なんで、これを使うようなデッキも弱いでしょう。
一応ポテンシャルはあるんでゴブリンの闇住まい程度には見かけるカードになるかもしれませんが、その程度が限界でしょう。
■《新緑の機械巨人》
緑巨人。
これはすごいですよ。五分~微有利くらいの盤面を一気に詰みまで持っていけるだけの性能がある。
なにかしらのクリーチャーを残しやすい緑白トークンは非常に噛みあうデッキだし、アヴァシンより優先されるでしょう。ギデオン!巨人!終わり!
カードパワー的にはトップレアだと思います。絶賛しかできない。
■《生命の力、ニッサ》
緑巨人とマナ域が被っていて、自分としては緑巨人のほうが評価が高く、ニッサはあくまでサイドボードのカードという評価です。
対コントロールで強い性能だけど環境の中心は攻撃的ミッドレンジでコントロールとかほとんど存在しないと思ってます。
サイドボードのカードとしては強いはず!
■《高速警備車》
5/3速攻トランプルの車。
このカードの評価は高いです。
前にも書いたように最大の環境定義カードはギデオンだと考えているんで、更地にギデオンが着地した返しにプレイして嬉しいカードは評価が高くなります。
■《密輸人の回転翼機》
3/3飛行ルーターの乗り物。
このカードの評価も高い!
繰り返しになりますが僕はギデオンを中心に考えているんで、「空から3点殴れる=ギデオンに高いプレッシャーをかけられる」という点で高評価を与えられます。
ルーター能力もマッドネスとかしなくてもタダツヨですね。自分が4ターン目にギデオンを着地させることの安定性を高められる。
■《領事の旗艦、スカイソブリン》
マナコストも搭乗コストもやや重いため、上手く使えるデッキは出てこない気がします。
■《天才の片鱗》
色々ついてるすごい霊感。
他のプレイヤーがギデオンを出したり車を走らせたりと人を殺しに向かうのと同じコストをかけて手札を強くするだけってのは間に合ってないように思います。もう2016年なんだからアドとるならトラッカーみたいに場にも影響しつつじゃないとちょっと…。
■《停滞の罠》
新カードじゃないですが…。
ドロモカの命令が落ちることによりエンチャントを使うことのリスクが大きく減ったんで、白の基本除去はこれになると思います。
エムラクールを除去できる数少ないカードですし、老いたる深海鬼やアヴァシンを除去する上でもインスタントであるのは超重要。
ついでにちゃちゃっと組んでみたデッキも載せちゃいます。
あんまり個性的なものはまだ組めてませんが。
■白赤機体
4 模範的な造り手(3/2になるやつ)
4 発明者の見習い(2/3になるやつ)
4 スレイベンの検査官
4 密輸人の回転翼機(3/3の機体)
2 霊気装置の展示(トークン2体)
3 ピア・ナラー
4 高速警備車(5/3の機体)
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
4 停滞の罠
2 街の鍵(手札捨ててアンブロ付与)
4 鋭い突端
4 感動的な羨望所(白赤ファストランド)
9 平地
8 山
候補としてあるけど入れていないカードに白赤マルチの操縦士2種類があります。アーティファクトがあると強くなる1マナ域が2種類あるんで、そっちを意識して2マナ3マナはアーティファクトを出せるカードを優先しました。
霊気装置の展示はカードはものすごく弱いけど他に2ターン目にアーティファクトを出せるカードとしてまともなものがなく仕方なく採用。トークンを並べるカードは騎乗するのに便利だし、ピアナラーで投げやすいし、ギデオンの紋章とも相性がいいしと一応色々噛み合いはあります。
飛行が回転翼機とピアナラーのトークンくらいしかなく、サイズ負けし出すと突破力がイマイチないため街の鍵を採用してみています。適当にチャンプで時間を稼ぎながらミシュランにアンブロをつけて4点4点と殴っていれば勝てるゲームはきっと多いはず。
■緑白トークン
3 スレイベンの検査官
4 森の代言者
4 首絞め
2 無私の霊魂
4 空中対応員(夜鷲みたいなやつ)
3 ゼンディカーの代弁者、ニッサ
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
4 新緑の機械巨人
3 ニッサの誓い
4 停滞の罠
1 ウェストヴェイルの修道院
4 要塞化した村
4 梢の眺望
8 森
8 平地
空中対応員を新緑の機械巨人で強化する動きは相手に除去がなければそれだけで勝てるんで強いでしょう。しんどいゲームを捲れる力がある。
首絞めと空中対応員で空を意識してプレインズウォーカーを守れるようにしています。
検査官は新緑の機械巨人で強化するクリーチャーを場に残しやすくなるようにという意図の他に相手がチャンドラを除去で使ってきたときに横に1点クロックがあるかないかでチャンドラをすぐに落とせるか落とせないかが変わるためという採用理由もあります。
■白青パンハモニコン
4 スレイベンの検査官
4 無私の霊魂
4 呪文捕らえ
4 反射魔導士
4 変位エルドラージ
4 雲先案内人(熟考漂いみたいなやつ)
4 希望を溺れさせるもの
4 パンハモニコン(CIP2倍)
2 本質の変転
2 ウェストヴェイルの修道院
4 霊気拠点(天戸みたいなやつ)
4 港町
4 大草原の川
6 平地
6 島
パンハモニコンが出ている状態で希望を溺れさせるものを出すと末裔トークンが4体出るようになります。このときに変位エルドラージがいると末裔を3体サクるたびに希望を溺れさせるものをブリンクできるため、手順1回につきトークンが1体ずつ増えていくことになり無限トークン(+無限無色マナ)となります。
また、パンハモニコンがあると呪文捕らえで2枚の呪文を捕らえることができるようになるため、ブリンクした場合元々捕らえていた呪文を開放することなく次の呪文を捕らえることができます。すごい!
これまでも無限コンボとして変位エルドラージ+血統の観察者+ズーラポートの殺し屋というものがありましたが、それと比べてこのデッキは、2色にまとまっている、単品で弱いカードが入っていない、という点で優れています。
前回に更新したエントリを見たら日付が一年半以上前で運命再編の話をしていて震えました。そのセットとっくにスタン落ちしてるよ!
最近はあんまりマジックしてなくて半引退状態だったんですが、一応GPくらいは出てました。
こないだのGP京都はちょうど10年前の高校選手権のときのメンバーと出て4-4ドロップ。
チームメイト全員今はそんなにガツガツマジックをやってない感じだったんで、まああんまり早い段階でドロップせずに済めばいいやくらいの気持ちで練習も最低限の3回くらいしかしなかったし、関西在住のまっきぃとは当日数年ぶりに会ったくらいなんで、妥当といえば妥当な成績なんですが、まっきぃが予想以上に強くて個人8-0するし、最初のほう上手く噛み合って4-0してたんで、もう少し環境理解ができていれば初日抜けも目指せたなあとなんとも勿体ない感じ。
まっきぃ、すまぬ。
その前のGP東京はシミチンさんに教えてもらった空中生成エルドラージ入りのバントカンパニーで11-2-2。
練習不足で2回引き分けてしまったものの、デッキが強くて費やした準備のわりには好成績を残せました。落とし子トークンで能動的にアヴァシンを変身させる動きが当時のメタに合ってましたね。
で、本題。
カラデシュのフルスポが公開されましたね。面白そうなカードが多いし、カンパニーのスタン落ちによって確実に環境が激変するしでテンションが上がります。テンションが上がるままに久々にDNの更新もしてしまうというもの。
というわけで、新スタンダード環境について思うことを書いていきます。
まずは新カードに対する所感。
■《反逆の先導者、チャンドラ》
ぶっちゃけこのカード、多くの人の評価ほどスタンダードでは活躍できないと思ってます。
理由はシンプルで、ギデオンに弱いから。
先にギデオンを出された場合、このチャンドラは全く出すことができません。何を選んでも返しで必ず落とされてしまう。
僕は次期スタンダードではギデオンこそが最大の環境定義カードだと考えているんで、ギデオンに致命的に弱いカードはそれだけで評価を低くせざるをえません。
■《燻蒸》
ゲインがついてる夢のようなラス。
しかしこれも活躍は難しいでしょう。
プレインズウォーカーと機体、更にミシュラランドまである環境ではラスを撃ってもなにも解決しない…。
あと無私の霊魂もありますしね。
■《奔流の機械巨人》
青巨人。デカ瞬唱。
これもポテンシャルは高いもののそこまで活躍できないカードとなるでしょう。
単純に環境に存在するインスタントの質が低いのが辛いですね。digレベルのインスタントがあればよかったんですが…。除去かカウンターか選んでFBできる程度だと6マナとしてはちょっと微妙ですね。
撃ち漏らすと死ぬカードが色々ある上にそれぞれのカードで捌けるカードが異なるというコントロールには厳しい環境なんで、これを使うようなデッキも弱いでしょう。
一応ポテンシャルはあるんでゴブリンの闇住まい程度には見かけるカードになるかもしれませんが、その程度が限界でしょう。
■《新緑の機械巨人》
緑巨人。
これはすごいですよ。五分~微有利くらいの盤面を一気に詰みまで持っていけるだけの性能がある。
なにかしらのクリーチャーを残しやすい緑白トークンは非常に噛みあうデッキだし、アヴァシンより優先されるでしょう。ギデオン!巨人!終わり!
カードパワー的にはトップレアだと思います。絶賛しかできない。
■《生命の力、ニッサ》
緑巨人とマナ域が被っていて、自分としては緑巨人のほうが評価が高く、ニッサはあくまでサイドボードのカードという評価です。
対コントロールで強い性能だけど環境の中心は攻撃的ミッドレンジでコントロールとかほとんど存在しないと思ってます。
サイドボードのカードとしては強いはず!
■《高速警備車》
5/3速攻トランプルの車。
このカードの評価は高いです。
前にも書いたように最大の環境定義カードはギデオンだと考えているんで、更地にギデオンが着地した返しにプレイして嬉しいカードは評価が高くなります。
■《密輸人の回転翼機》
3/3飛行ルーターの乗り物。
このカードの評価も高い!
繰り返しになりますが僕はギデオンを中心に考えているんで、「空から3点殴れる=ギデオンに高いプレッシャーをかけられる」という点で高評価を与えられます。
ルーター能力もマッドネスとかしなくてもタダツヨですね。自分が4ターン目にギデオンを着地させることの安定性を高められる。
■《領事の旗艦、スカイソブリン》
マナコストも搭乗コストもやや重いため、上手く使えるデッキは出てこない気がします。
■《天才の片鱗》
色々ついてるすごい霊感。
他のプレイヤーがギデオンを出したり車を走らせたりと人を殺しに向かうのと同じコストをかけて手札を強くするだけってのは間に合ってないように思います。もう2016年なんだからアドとるならトラッカーみたいに場にも影響しつつじゃないとちょっと…。
■《停滞の罠》
新カードじゃないですが…。
ドロモカの命令が落ちることによりエンチャントを使うことのリスクが大きく減ったんで、白の基本除去はこれになると思います。
エムラクールを除去できる数少ないカードですし、老いたる深海鬼やアヴァシンを除去する上でもインスタントであるのは超重要。
ついでにちゃちゃっと組んでみたデッキも載せちゃいます。
あんまり個性的なものはまだ組めてませんが。
■白赤機体
4 模範的な造り手(3/2になるやつ)
4 発明者の見習い(2/3になるやつ)
4 スレイベンの検査官
4 密輸人の回転翼機(3/3の機体)
2 霊気装置の展示(トークン2体)
3 ピア・ナラー
4 高速警備車(5/3の機体)
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
4 停滞の罠
2 街の鍵(手札捨ててアンブロ付与)
4 鋭い突端
4 感動的な羨望所(白赤ファストランド)
9 平地
8 山
候補としてあるけど入れていないカードに白赤マルチの操縦士2種類があります。アーティファクトがあると強くなる1マナ域が2種類あるんで、そっちを意識して2マナ3マナはアーティファクトを出せるカードを優先しました。
霊気装置の展示はカードはものすごく弱いけど他に2ターン目にアーティファクトを出せるカードとしてまともなものがなく仕方なく採用。トークンを並べるカードは騎乗するのに便利だし、ピアナラーで投げやすいし、ギデオンの紋章とも相性がいいしと一応色々噛み合いはあります。
飛行が回転翼機とピアナラーのトークンくらいしかなく、サイズ負けし出すと突破力がイマイチないため街の鍵を採用してみています。適当にチャンプで時間を稼ぎながらミシュランにアンブロをつけて4点4点と殴っていれば勝てるゲームはきっと多いはず。
■緑白トークン
3 スレイベンの検査官
4 森の代言者
4 首絞め
2 無私の霊魂
4 空中対応員(夜鷲みたいなやつ)
3 ゼンディカーの代弁者、ニッサ
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
4 新緑の機械巨人
3 ニッサの誓い
4 停滞の罠
1 ウェストヴェイルの修道院
4 要塞化した村
4 梢の眺望
8 森
8 平地
空中対応員を新緑の機械巨人で強化する動きは相手に除去がなければそれだけで勝てるんで強いでしょう。しんどいゲームを捲れる力がある。
首絞めと空中対応員で空を意識してプレインズウォーカーを守れるようにしています。
検査官は新緑の機械巨人で強化するクリーチャーを場に残しやすくなるようにという意図の他に相手がチャンドラを除去で使ってきたときに横に1点クロックがあるかないかでチャンドラをすぐに落とせるか落とせないかが変わるためという採用理由もあります。
■白青パンハモニコン
4 スレイベンの検査官
4 無私の霊魂
4 呪文捕らえ
4 反射魔導士
4 変位エルドラージ
4 雲先案内人(熟考漂いみたいなやつ)
4 希望を溺れさせるもの
4 パンハモニコン(CIP2倍)
2 本質の変転
2 ウェストヴェイルの修道院
4 霊気拠点(天戸みたいなやつ)
4 港町
4 大草原の川
6 平地
6 島
パンハモニコンが出ている状態で希望を溺れさせるものを出すと末裔トークンが4体出るようになります。このときに変位エルドラージがいると末裔を3体サクるたびに希望を溺れさせるものをブリンクできるため、手順1回につきトークンが1体ずつ増えていくことになり無限トークン(+無限無色マナ)となります。
また、パンハモニコンがあると呪文捕らえで2枚の呪文を捕らえることができるようになるため、ブリンクした場合元々捕らえていた呪文を開放することなく次の呪文を捕らえることができます。すごい!
これまでも無限コンボとして変位エルドラージ+血統の観察者+ズーラポートの殺し屋というものがありましたが、それと比べてこのデッキは、2色にまとまっている、単品で弱いカードが入っていない、という点で優れています。
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